ボーカルメソッド尾飛良幸ボーカルメソッド Vol.1 ~リズムは腰でとる
【尾飛良幸ボーカルメソッド】
・影技「リズムは腰でとる」〜
こんにちは。
ボーカルトレーナーの尾飛良幸(おびよしゆき)です。
大人の部活「ゆるカラ部」で登場した、尾飛良幸の「
このメソッドは私が25年間で3,
今回開催された「ゆるカラ部」の楽曲選曲テーマは「三拍子」
私がレッスンした内容は
1:リズムの取り方
2:引き声
今日はこのリズムの取り方のお話をしましょう。
さて、ここで早速クイズです。
・Q:リズムは体のどの部分で取るといいでしょうか?
1:手/腕
2:頭蓋骨
3:尾てい骨
さて、正解はどれだと思いますか?
正解は。
「3:尾てい骨!!」
一般的にリズムの練習をする時に、
場合によっては足を左右に動かすサイドステップをしながら手拍子 をしてもらうこともあります。
でも、それだけだと「 これってちゃんとリズムに合っているのかわからない!」 という方がとても多いんです。
リズムって、ちゃんとわかると「あ! リズムを感じて体でノレてる感じがわかる!」 とはっきりわかるんです。
でも、ただ手拍子だけしててもそういう感じにならない。
実はリズムが理解できない原因は、「 体のリズムを生み出す大元になっている「尾てい骨」 が上下に動いてない」からなんです。
例えばスポーツなどでも「腰/尾てい骨」 は体のバランスを取るためにもとても重要な場所ですね。
尾てい骨がしっかりリズムに合わせて「上下運動」すると、 ちゃんと腕も足も頭も、リズムに自然にのって動くんです。
もちろん、尾てい骨を上下させるには、 膝で上げ下げしないといけないのですが、「膝を動かす」 と感じるより、尾てい骨を感じた方が、 リズムはより鮮明に感じます。
先日ある生徒さんで、 どうしてもリズムが苦手な人がいたんですね。
レッスンで色々やっても、なかなかリズムが綺麗に取れない。
そこで、よくよく観察してみたんです。
そしたらかなり極端なO脚だったんですね。
もしかして、と思って「膝と膝をくっつけた状態で、 尾てい骨を上下させてみてください」とやってみたら、 なんと一発でリズムが取れたんです。
つまり、尾てい骨を動かすための足が歪んでいたために、 腰の動きに本当に微妙なズレが生じてたんです。
それでリズムが取れなかったとは!
そういう意味でも、 正しく尾てい骨を動かせる体を調整することも、 非常に大事ですね。
そこで今日のポイントは!
ポイント!
・尾てい骨を上下に動かしてリズムを取ろう
では、そのための練習技をやってみましょう。
1:練習する曲をかけます
2:膝と膝をくっつけて、離れないように気をつけます
3:その曲に合わせて「1、2、3、4」と言います。
4:その掛け声を倍の速さにして「1、1、2、2、3、3、4、 4、」と言います(つまり8分音符で数えるということですね)
5:その細かいリズムと同じ速さで、尾てい骨を上下させます。
あまり早いテンポの曲の場合、3の部分はやらないで、普通に「 1、2、3、4」 のリズムに合わせて尾てい骨を上下させれば大丈夫です。
もし可能な方は、アルバム1枚分(40分〜1時間) ずっとこれをやってみると、かなりリズムが見えてきますよ。
もちろん1回だけでも効果はありますね。
ここで注意したいのは、
音楽よりもリズムが早くならないこと。
むしろ少し遅れているくらいで感じると、 リズムが取りやすいですね。
なかなか言葉で説明するのは難しいですが、 興味がある方はぜひ試してみてくださいね^^
以上です。